Brand Guide
オメガ
〜宇宙と深海を駆け抜けた、ヴィンテージオメガという生き証人〜
ブランド概要
世界的な知名度を誇る高級時計ブランド、オメガ。現在、最先端のコーアクシャル機構と超耐磁性能を備えた現行モデルは、非の打ち所がない完璧な実用時計です。しかし、私たちを惹きつけてやまないもう一つのオメガがあります。それが「ヴィンテージ・オメガ」の世界です。1950年代から70年代にかけて作られた時計たちは、アポロ計画や深海探査といった人類の挑戦とともに時を刻み、長い年月を経て一本一本が異なる表情へと育っています。工業製品でありながら、現代においては「歴史の生き証人」のようにも感じられる――それこそが、ヴィンテージオメガの最大の魅力です。
ヴィンテージならではの意匠と経年変化
1. 手巻きコラムホイールの心地よい感触「Cal.321」
現行のコーアクシャル機構とは異なり、初期のスピードマスターにはコラムホイール式クロノグラフ機構「Cal.321」が搭載されていました。手巻きならではの巻き上げ感と、ボタンを押した瞬間のカチッとした小気味よいクリック感は、機械式時計の原点的な魅力を今に伝えます。
2. こんがりと焼けた「トロピカルダイヤル」
黒く塗装された文字盤は、紫外線や経年変化によって徐々に茶色やこげ茶色へと変色していきます。この「トロピカル化」と呼ばれる焼け具合は個体ごとに濃淡が異なり、二つとして同じ表情がないヴィンテージオメガならではの味わいです。
3. 立体感を生む「パイパン(段付き)ダイヤル」
1950〜60年代のコンステレーションなどに見られる、中央がわずかに盛り上がった「パイパン文字盤」。光の当たり方によって陰影が生まれ、現代のフラットな文字盤にはない奥行きと高級感を演出します。
代表モデル
Speedmaster — スピードマスター(Ref.105.003)
製造期間:1960年代前半。NASAの宇宙飛行士がアポロ計画で着用した初期モデルの系譜。手巻きCal.321を搭載し、直線的なラグと大きめの風防が武骨な魅力を放ちます。ムーンウォッチ以前の「素のスピードマスター」として愛好家から根強い支持を集めています。
Seamaster 300 — シーマスター300(Ref.165.024)
製造期間:1960年代。プロダイバー向けに開発された初代シーマスター300。矢印形の秒針と逆回転防止ベゼルを備え、無骨ながらも上品にまとまったケースフォルムは、現代のシーマスターにはない独特の存在感を持ちます。
ヴィンテージ時計と長く付き合うために
経年変化への向き合い方や、オリジナルコンディションの見極め方、信頼できるショップの選び方など、ヴィンテージ時計を長く楽しむためのポイントを共通ガイドにまとめています。
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