Brand Guide
IWC
〜質実剛健の系譜を継ぐ、ヴィンテージIWCの矜持〜
ブランド概要
スイス・シャフハウゼン発の高級腕時計ブランド、IWC。現在、最先端の技術と厳格な品質管理のもとで製造される現行モデルは、非の打ち所がない完璧な実用時計です。しかし、私たちを惹きつけてやまないもう一つのIWCがあります。それが「ヴィンテージ・IWC」の世界です。1940年代から70年代にかけて作られた時計たちは、過酷な環境に耐えてきた歴史を宿し、長い年月を経て一本一本が異なる表情へと育っています。工業製品でありながら、現代においては「道具としての美学」を体現する存在にも感じられる――それこそが、ヴィンテージIWCの最大の魅力です。
ヴィンテージならではの意匠と経年変化
1. 視認性を極めた「マットブラックダイヤル」
軍用時計として開発された初期のパイロットウォッチには、光の反射を抑えたマットブラックの文字盤が採用されていました。経年で生まれるわずかな艶や色ムラが、実用一辺倒だった時代の空気を今に伝えます。
2. ペラトン式自動巻きの独特な巻き心地
1950年代に開発された「ペラトン式」自動巻き機構は、ウッドペッカー爪と呼ばれる両方向巻き上げ構造が特徴。腕を振った際に伝わる独特の巻き上げ感触は、現代の一般的な自動巻きにはない機械式らしい味わいです。
3. 道具としての質実剛健なケース
装飾を排したシンプルなケースとラグは、実用性を最優先に設計されています。現行モデルより薄く軽いケースは、当時の「道具としての時計」という思想をそのまま体現しています。
代表モデル
Mark XI — マークイレブン
製造期間:1948年〜1981年頃。イギリス空軍向けに開発された軍用パイロットウォッチの金字塔。高い耐磁性と視認性を追求したマットブラックダイヤルと、裏蓋に刻まれた軍のプロパティマークが、実用時計としての歴史を物語ります。
Portugieser — ポルトギーゼ(Ref.325)
製造期間:1930〜40年代。懐中時計用ムーブメントを転用した大ぶりなケースが特徴の初期モデル。極細のベゼルと上品なアラビア数字、ブルースチール針の組み合わせが、現代にも通じる知性的な佇まいを見せています。
ヴィンテージ時計と長く付き合うために
経年変化への向き合い方や、オリジナルコンディションの見極め方、信頼できるショップの選び方など、ヴィンテージ時計を長く楽しむためのポイントを共通ガイドにまとめています。
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